吉川君は私の亜細亜大学の後輩です。亜細亜大学で国際関係を学び、その後
筑波大学の大学院に進学し研究を深めました。しかし吉川君は学問世界だけに
閉じこもっていることを潔しとせず、より広い形で日本とアジアの政治を良く
するために働きたいと、永田町界隈で活躍するようになりました。
その彼に私が目を付けたのは1998年の事でした。日本滞在三十数年、日本の
社会における発言の機会も徐々に増え、チベット問題以外の問題に関する発言
を求められる機会も増えた私は、その様な総合的な国際政治経済全般に関する
情報を整理・収集する必要に迫られ、その為に新しくGLOBAL ISSUES FORUMと
いう研究会を作り、そこにRESEARCH ASSISTANT として彼を迎えたのでした。
吉川君は私の期待以上に良く働いてくれました。そして彼は大の奮闘家で、
この度、法人形式で自分の研究所を設立することになりました。そして私は、
彼の研究所がGLOBAL ISSUES INSTITUTEと名乗る事を許しました。いわばノレン
分けです。
吉川君の志は、従来の保守主義対左翼革命主義といった対立概念を乗り越え、
21世紀の世界を指導するに相応しい、新しい政治思想を確立する事にあります。
それは仏教の慈悲の心を胸に秘めつつ、故郷の回復の為に闘い続けて来た私の
生き方を継ぐものでもあると思います。
また彼は単なる観念的思想家ではなく、いかにすれば現実の政治がよりよく
なるかということを、常に考える優れた実務家でもあります。彼の研究活動は、
必ずや混迷する日本の政治・経済を建て直し、日本を21世紀のアジアと世界に
無くてはならない国にすると共に、なによりも彼の故郷である日本を繁栄させ、
人々が誇りを持って生きられる国にすることでしょう。
大学の先輩として吉川君を宜しくお願いします。
横浜桐蔭大学教授
ペマ・ギャルポ